おいしいもの。食べる は 人 を 良くする と書く。

たべもの、飲み物から得られる幸福感というのはすごいもので、何物にも代え難い。
食感、舌触り、かおり、味、噛みごたえ、のどごし
さまざまな感覚を駆使して口に入れたものを感じ、体の中に入っていくときの感じ。

舌が肥える、という表現もあるし、実際美味しいものばかり食べていると受け付けられなくなるものも増えるような気もするけれど、
そもそも、美味しい って何?
たべもの、のみものを美味しいと感じる、というのはどういうことだろう?
とたまに考える。

質のいいもの、高い食材、最高のシェフが作った料理、人気店のメニュー
それらが絶対的に美味しいと言えるのかどうか。

例えば、家でひとりぼっちで食べるインスタントのラーメンは虚しくって不味い。
でも。
それが何時間もかかって登った山の頂きで、持参したガスバーナーで湯を沸かして食べるインスタントラーメンだったら? さんざん泳いだ後の海の家ででてきたら? 
絶対、旨い。

そう考えると
たべもの、のみもの そのものの質も大事だけれど、
やはりそれを飲み食いするときの
シチュエーション ロケーション テンション 
ってとても大事。

その上で、たべるもの、のむものが 作った人の想いに共感できるようなものだったり、気持ちのこもったものだったりするとさらに最高!だと思う訳で。
「人」に「良」い、で「食」べるという字だから、やっぱり食べる事はからだにもこころにも良い事であってほしいなと思う訳で。

自然派のワインの生産者たちはそれぞれにポリシーや想いをもってワイン作りをしていて、それがワインにも表れているように感じるし、
造った人に想いを馳せながら味わうワインって、気持ちも豊かに酔わせてくれる。

そういう、幸せな気持ちにしてくれるものを造っている人たちに感謝だなぁ、とグラスを傾けながら思ったりする。
もちろん、一緒に楽しい時間を共有する事ができる仲間たちにも!

そして、そんなふうに気持ちのいい時間を過ごしたりしながら、
自分の仕事もそうありたいと、
来てくれたお客様に心地よく、幸せな気持ちになってもらう為にはどうしたら良いのかと、考えたりししています。

写真は、六本木の有名ワインバー 祥瑞 にて。
美味しい熟成肉と、ヴァンナチュールの組み合わせは最高!

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出してくれた、スフレが最高に美味しかった。

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About 歳嶋 建国

00年上京 美容師としてのキャリアをMINXにてスタート。 上京を機に制作活動を開始。 以降、写真、映像制作、ペイント、レザークラフト様々なジャンルにおいて制作活動を続ける。 2001年  9.11アメリカ同時多発テロ以降改めて自分のやるべきこと、やれることはなにかを考える。アート、アーティストの重要性を再認識する。 同年より世界各地へのバックパッカートラベルを開始。 ハサミとカメラを手に国境を越えて『髪を切り、カメラにて時間を切り取るプロジェクト』を開始。 髪を切ること、写真を撮ることが世界共通のコミニュケーションツールであることを認識する。 2007年  N.YにてJackson PollockとMark Rothkoの抽象画に感銘を受け作風をアブストラクトペイントへ移行する。 2008年  メキシコにてセノーテの美しさや、色彩の豊かさに影響され自然の色、それを見た時の感情をアブストラクトに表現をはじめる。 技法にとらわれることなく、心の赴くままにアートを楽しむことに魅了されている。 現在もヘアデザイナーとしてヘアサロンMINXaoyamaにてディレクターとしてサロンワークを中心に美容業界誌、一般誌、アパレルブランド等のヘアメークおよび講習活動をおこなう。 ナチュラルな中にどこかエッジの効いたデザインで支持を得ており、サロンに来店するお客様はもとより美容業界誌においても常に新しい作品を発表し注目を集める。 優れたデザインは人を豊かにし、すばらしいアートは心を豊かにする。 アートとビューティーのバランスそれは表裏一体。 そしてそれは繊細なバランスの上にようやく成り立つものだと思っている。 そのバランスを見つけるために今の生活がある。今はそのバランスを探す旅の途中・・・想像し創造しながら。

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